これはねこさん(夫)が小2の時作ったという絵本。自由研究では毎年母親が絵本を作るようにいってたらしい。私は絵が上手くて驚いたのだがねこさんは自分は下手と卑下して一度も褒められた覚えはないらしい。実際自慢屋の義母も字は誉めてたが絵や内容についてはとくにコメントなく、この絵心に誰か気づいて、褒めていたら、彼の中の何かが違ってたかもと思う。
認められる、褒められる経験ほど心を支えるものはない。褒めてくれた言葉が何度も花を咲かせ、気持ちを明るくしてくれる。
ねこさんの中には絵本を書くようなかわいらしいメルヘンな世界が埋まっていて、私と暮らすうちに、そこが大きく育ったような気がする。
小さなお菓子を咥えて持ってくる黒い兎の話とか。他の人にはしないでね。黒兎さん。
余談だが、ねこさんは子どもの絵本をえらぶのもものすごくセンスある。私がいっても見つけられない丁度いいのを10冊借りてきたり。
子どもがいなかったら気が付かなかった才能である。