ねこさん(夫)と私と子どもとうさぎ

ねこのような謎の生き物、ねこさんと2020年生まれの坊やの観察記録。ものづくり仕事の私の所感

ねこさんのマラソン買い

ポイント大好きねこさん(夫)に乗せられてまた楽天のマラソンを走り切ってしまった。これは最終的にいるのかわからないものを買うまでがお楽しみ。よく謎のツマミやごはんのお供が届くのだが、この夏はぬか床が届いた。

最近のぬか床はつけるだけの状態でジッパー袋に入っており、たまにかき混ぜる位で大丈夫!と書いてある。初日にちょこっと手を入れて混ぜたねこさんは、手のニオイが変化していくのがわかった。と言って袋の上から揉んでいる。

全然わかってない!ぬか漬けは菌をかき混ぜて育てていくの!と毎日色々浸けていくうちにどんどん味わいが変わるのが面白い。ど真ん中の美味しさだったのは数回なのが難しい所だけど色々混ぜつつ1月以上浸けている。

そしてそんな私の様子を良いおもちゃを与えた顔でニヤニヤ見ているねこさん

 

直近では8500円の巻き肩と猫背が治るポールをねだられて熟考の上購入。こういうの、つい要らないでしょと反対しちゃうけど、稼いだ人が体のために欲しいものを買うの、たとえ無駄になったとしても反対しなくていいなと思い買いました。

そしたらねこさんの首がニョッキっと長くなってびっくり!あごがスッキリしたし首が曲がると喜んでいる。確かに私も寝転がってしばらくは背筋が伸びてる。日に2回せっせと寝転ぶ私をまたニヤニヤと眺めている。

 

#買い物

 

 

私よ、私のために正しく機能せよ

いわゆる独り身でなくなっていちばん思うのは私は私のものではないという部分だ。

縁あって良き伴侶と出会い、なんとか子どもを産んだ。子育てする新しい巣をつくったら、もうこの巣と私が一体化してしまった。私が抜けると全て崩壊する。これが、家庭というものなのか。家族の円滑な生活に合わせて動き続ける暮らし、悪いわけではないけれど私が今まで大切にしていたものはどこへ行ってしまったのか。

 

しかし今幸せでもあるのだ。日に日に重く進化して行く子をいつまで抱けるかと思ったら涙が出るくらい愛おしい。夫も変わらず私達を大切にしてくれている。手に入れられる欲しいものは選べば大体手に入ると言っていたが本当にその通りだとおもう。

私はある幸せのゴールで暮らしている。

 

でも、それでよかった?と私は言う。美大まで行って仕事に出来たのに、絵も描かない。本も読まない。物も作らない。毎週同じ服を着た私はだれ?

 

久しぶりに来た仕事のメールで、途切れていた感覚がつながった感じがした。私の中に私の大事なものはまだ残ってる。つづきをしようじゃないか。やり方はあるはず。

動きを止めたところから風化していくのだ。

 

 

カンカン

息子(2)は踏切にハマって、ここのところ外に出る=カンカン見るを推してくる。

しかし我が家の近くは高架ばかりでなかなか踏切が遠いのだ。しかも踏切って待つし。

でも踏切を見た時の顔をみたら、仕方ない、行くか!っておもうんだよね。夢中になれる眩しさにときめく。

男子は本当に電車、車、好き。教えてなくても、おもちゃとかなくても好きになる。女子は勝手に着せ替えはじめるから何の本能なのかと思うよね。男の子、服着るのすら嫌!笑っちゃう。

踏切にしばらくいるとよくお仲間に出会う。踏切横で仕方なく男子に付き合うお母さん達にお互い大変ね、の会釈。踏切のことこんなに真剣にみたことなかったな。踏切のリアルなおもちゃ(携帯用紐付き)をにぎり、絵本は踏切ものばかり、プラレールはバラして遊んだ程度の反応なのに踏切パーツはすぐしゃぶられ、踏切ハンドタオルに頬擦りしてる姿を見ると変態を見る目になってしまうが、サンリオキャラにハマる女子だって似たようなもの、男女間の深い溝を実感するわ。

不思議なことに(?)世界中どこでも踏切の横にカンカン少年はいる。まち歩き番組とかにたまに映ってる。

ロシア兵士の遺体を運ぶ列車の列にカンカンという声を聞いて、居た堪れずテレビを消す。ついこの間まで踏切を眺めていたであろうウクライナの母子は故郷の踏切を、、カンカンが止まらない息子をぎゅっと抱く。踏切が守っている日常の大切さを抱きしめる。

今はこんなに夢中でも、そのうち他の興味に埋もれてしまう場合がほとんど。踏切と向かい合うのはほんの一時なのだろう。私はいつまでもカンカン音と共に小さい君を思い出す。

 

自転車で2~30分なんかすぐね、でも毎日は勘弁して!

 

#2歳#育児

 

突っ張り棒とバケツ

11時を超えて帰宅したねこさん(夫)今日は朝8時から深夜まで仕事でクタクタの中突っ張り棒を握りしめてお怒り。

温厚なねこさんは基本的には怒らないがまさかのところに怒りのポイントがある。今回は170センチもある端に出っ張りのついた太い突っ張り棒を勝手に買ったこと。いや、買いに行く目的もはなしてたじゃん、、想像よりずっとゴツいのが来たからって、私の部屋のカーテンボックスの中で使うものにそんなに言う??

 

センスない!異常!ぼくが勝手に買ったら絶対文句を言う!勝手に買いに行くのが姑息!こんなことされると心が休まらない!危険!エキセントリックすぎる!

 

ここまで言うか?

我が家は近隣の住宅からの苦情で、東の窓は全てはめ殺しになっており、現在私と子が寝室にしている和室の出窓と私の部屋のガラスブロック壁は開かないけど日差しが強い窓になっている。和室でねむるこどもは明るくなれば何時でも起きるし障子のためカーテンレールのない窓と、

かなりおおきなガラスの壁面のため厚手のレースカーテンを1枚つけていたが部屋の中のものがかなり傷んできたのでせめて布でもつりたいとおもうようになってきた私の部屋、、(そもそもここはロールスクリーンにしたかったのにねこさんがめちゃくちゃ嫌がって揉めて何故かカーテンレール1本だけつけたんだ、、自分の意地っ張りを反省。いらないと思っても普通にしたらよかった)

ここに突っ張り棒で布を吊ろうとおもったの。

でもこの話題、3回くらいはしたよね。前の家で使ってたのが使えそうな話、突っ張り棒を見に行ったけど普通のはなかった話、母に和室用の布を縫ってもらった話、朝もそういえばAの店の突っ張り棒は大仰だからBの店に行く話したじゃん!

 

ぼくのバケツはあんなに反対したのに!と、ねこさん。

そう、3月初めに新車が届き、にわかに車を洗いたがるねこさん、カー用品のバケツはかさばるしちょっと待ってとまったをかけていたのだ。だってねこさん、前の車は正月でも洗わない主義だったじゃない。

ここからいつか私が洗面所の下の管を外して階下に水漏れ被害を出した話を蒸し返し、彼の大嫌いなワイヤーラックを捨てる苦労や、炊飯器を置いてる棚がいい加減で嫌いなこと、洗濯機の上の物干しに使用している突っ張り棒がたまに(これまでに1度)落ちた話なとつらつら1時間。結局我が家の洗濯機部屋に設置したらウォークインクロゼットになると言うことで返品は免れたけど、、、何でそんなに嫌なのか、私は今でも少しもわかりません。でも、せめて一緒に買いに行けばよかった。多分それだけでよかった話。

あーあ。やっちゃった!

 

追記:結局二本とも返品しました。信頼は買い戻せないと思ったので。たまには折れるのも大事なことね。こんなことで、くだらないと思う方が折れるべきなのよ。

子どもの頃のおもちゃのはこに

ねこさん(夫)は息子が何かに執着している姿をみるといつも、18に家を出るとき持たせてやるからな!と言う。

3人兄妹の中で私だけ大学生は一人暮らし!と幼い頃から言い続けてきたためか、建てられた家の私の部屋もすぐに片付けられ、実家に残る荷物はどこに行ったかわからない。大方興味抜けているのだ、実のところは。

巣立った後は確かに私の家ではないのかもしれないが妹の荷物は残ったままなのを見るとなんとも言えない気持ちにはなる。まあ自分で望んだ通りなんだけど。

自分で選んで決めてきたから、まあ諦めもつくし納得できる。何もかもは持っていけないし大事なものは変化する。

息子には大きく羽ばたいて欲しい気持ちと、たまには古巣に帰ってきて欲しい気持ちが同居してる。まだ早いけど。ほっぺを押し付けてキスをねだるとか君の名誉のために私たちの記憶の中だけで楽しもう。可愛すぎる今から、髭を生やしてめんどくさそうに話す未来を夢想する。

おしゃぶりも毛布も小さな靴も多分あなたには過去のもの。私は小さな宝物を集めた箱は、内緒で持っておくかな。

 

Neko=Sakesky

我が家の生き物にはセカンドネーム的なものがあって、うさぎはダッコールとジュウタンスキー、子どもはパンスキーかな?なんて話してたらねこさん(夫)に僕は何?と尋ねられる。

うーむ、サケスキーかな?

以来、自重気味か調子に乗ってかサケスキーを名乗ってくる。

 

サケスキーは時折お酒の瓶を手持ちで帰ってくる。エコバッグなかったからそのままって。

信楽で見るやつやん!

なにを持ってきてもそれなりにおつまみ作れるのが私の凄いところです(笑)

 

そんな姿を見ているせいか子どもは酒瓶がお気に入り。よく持って歩いてる。

中身の入ったのを割っちゃったこともあるので危ないのでやめさせたいがすかさず持ってくる。ママ友にそんな話をしたらうちはお店で一升瓶割って弁償よって。どこも大変ね。

お招きした際、隠しておいた焼酎を子どもが持ってきて以来たまに一緒に飲んでる。

怪我の功名?

 

いつかそんな話をつまみに、子と乾杯する日に思いを馳せる。

 

 

外もも肉を買う話

牛肉の部位ってどこが美味しいのかイマイチ知らない私たち。

 

今日ねこさん(夫)が選んだ肉はA5ランク!美味しい肉!のシールの他に小さく外もも肉と書いてある。家に帰って調べたねこさん、外もも肉は硬いって書いてあり落ち込んでる。ワインも買ったものね、でもきっと生かせるメニューがあるはず!とローストビーフを作ることにした。

 

が、タイミング悪く子どものごはんタイムが始まったので私は忙しい。何事も挑戦ということで、私がレシピを読み上げ、ねこさんが作る。スパイスを擦り込んで、厚みに応じた分だけ焼いて、アルミホイルで保温するだけ!

時間をきっちりはかりながらつくるのはねこさんらしい。

 

待ってる間にワインを開けて、おつまみばかりの休日ご飯。朝出来上がった栗の渋皮煮もおつまみに。週末は大体乾杯してる。幼児はよく酒瓶であそんでる。

 

薄く切ったり四角に切ったりしたローストビーフは油が脂が丁度良く染み出し柔らかくて美味!かみごたえもありローストビーフにぴったり!また見つけたら買うかも!と出来栄えに満足気なねこさんに私もうれしくなる。

美味しいものを作るって、うれしくて、たのしいことよ。またつくってね!